愛媛県松山市の田中貴宏税理士事務所 クラウド会計をはじめ、創業間もない法人様、個人事業主様の創業支援・創業融資サポートならお任せください

ブログ

個人事業主が会社設立を考えた時に 事前に知っておきたい 【5つのこと】

2021.12.04独立・起業

会社設立を考えた時に 事前に知っておきたい 【5つのこと】

法人化とは

法人化とは個人事業主が法人設立し、今後の事業を法人で営んでいくことを指します。個人事業の拡大に伴い、今後は法人組織として運営していくために必要である法人化の手続きは本来喜ばしいことのはずです。

一方で、法人化し後悔をする個人事業主が少なからずいらっしゃるのも事実です。
法人化にはメリット・デメリット両側面の性質がありますが、今回は法人化をして後悔しないように、『法人化を考えた時に、事前に知っておきたい 5つのこと』について記載したいと思います。

5つの知っておきたいこと

1.社会保険が強制適用になる

知っておきたいことの1つ目は、法人化することで、健康保険(国民健康保険+国民年金)が社会保険(健康保険+厚生年金)へ切り替えになることです。これは、社長、役員、雇用されている従業員の方も全員、原則(国民健康保険+国民年金)→社会保険(健康保険+厚生年金)へ切り替えが必要になります。

この健康保険(国民健康保険+国民年金)が社会保険への切替えの際に個人事業主の時と異なる点は
①個人事業主の健康保険(国民健康保険+国民年金)と比べ社会保険料(健康保険+厚生年金)が増加することがあること

https://www.kyoukaikenpo.or.jp/~/media/Files/shared/hokenryouritu/r3/ippan/r30238ehime.pdf

参考 愛媛県令和3年3月分(4月納付分)からの健康保険・厚生年金保険の保険料額表

②会社が従業員の社会保険料(健康保険+厚生年金)の折半額を負担するため、会社の費用負担が増加してしまうこと

があげられます。

法人化後に、思わぬ社会保険の負担で後悔しないよう、一度法人化の前には、社会保険の負担額を想定しておきたいものです。

2.固定費が個人事業主に比べてあがる

知っておきたいこと2つ目は、固定費が個人事業主に比べて増加することが予想されます。
その主な内訳としては

  1. 社会保険料の従業員負担分
  2. 法人登記、社会保険の事務手続き、会計・税務手続等の会社の管理コスト
  3. 法人が赤字の際にも法人均等割が課税される

等があげられます。これらの費用は変動費ではなく、固定費として増加する傾向にあり、その結果、利益が出にくい体質に陥りやすくなることは、事前に知っておく必要があります。

3.会社のお金は個人で使用することはできない

知っておきたいことの3つ目は、原則、法人化した後は、自由に会社からお金を引き出すことができなくなることです。法人化すると、個人と法人は全くの別人格となるため、財布も全くの別物になります。そのため、役員個人が法人からお金を貰う(引出す)手段としては、原則役員報酬で貰うことになります。その為、役員報酬の設定金額以上は会社からお金を引出せないことになります。その役員報酬の設定金額が低いと、今までの個人事業主時代の生活水準を維持できない等の問題が生じることがあります。

一方、役員報酬を増額させると社会保険の負担が増加する問題もあります。法人化される前は、設定した役員報酬で、個人の生活水準が十分確保できることを考え、法人化することが必要です。

また、役員報酬と同様、資本金も一度会社に入金すると、会社の財産となり個人が法人から引き出すことはできません。その為、法人設立時の資本金の額も、法人化後の個人の資金繰りを考えて決定する必要があります。

4.業績悪化で赤字決算に転落することがある

知っておきたいこと4つ目は、法人化するタイミングは事業が好調であることが多いことです。やはり法人化を検討されるということは、事業が成長し、今後増々事業が上手く進むと想定されているケースが多いと思います。

しかし、その想定は法人化を検討している段階での想定で、今後の事業がどうなるかは誰にもわかりません。法人化を検討される際は、様々のケースを想定し、業績が想定より悪化した場合も視野に入れ進めるべきだといえます。

5.名義変更費用や保険の等級が変更になることがある

知っておきたいことの5つ目は、法人化することで、個人名義から法人名義に変更しなくてはならないことです。例えば、車両保険の名義を個人事業主から法人へ変更することで保険の等級が変更になったり保険料が増加したり、銀行口座も個人口座からの振込であれば、手数料が無料であったたものが法人名義になると必要になったりします。その為、法人化される場合は、個人名義から法人名義へ変更した際に増加する経費については知っておきたいものです。

主に以下のような経費の増加が考えられます。

  • 車両保険等の等級変更による保険料の増加
  • 銀行の振込手数料の増加
  • 事務所等の賃貸物件の名義書換費用等

まとめ

今回は『個人事業主が法人化を考えた時に【 事前に知っておきたい 5つのこと】』というテーマで記載しました。記載したように法人化には事前に知っておきたいことが多くあります。法人化し、経費が想定以上にかかり事業が成り行かなくなっては、全く意味がありません。

その為に、法人化される前は上記5つのことに加えて、今後の自社の事業展望等も踏まえて検討するべきです。
次回は法人成りにのメリットについても記載していこうと思います。

田中貴宏税理士事務所では、税務サポートだけではなく、創業資金の調達・補助金の申請・クラウド会計導入の支援も行っています。お気軽にお問い合わせ下さい。


関連記事

まずはお気軽にご相談ください

  • 〒790-0942
    愛媛県松山市古川北4丁目3番12号

    089-909-3927 受付時間:平日9:00~20:00/土曜日9:00~12:00

  • お問い合わせ
  • 無料オンライン予約
pagetopへ
田中貴宏税理士事務所

〒790-0942松山市古川北4丁目3番12号
TEL: 089-909-3927 FAX:089-909-3928

(c) TANAKA ACCOUNTING OFFICE.